Jul 05, 2011
ゴールドカードを持つには
ゴールドカードを持っている人はなかなかないと思う。持っているだけですごいと思うだろうし、憧れがあっているのではないでしょうか。どうすればゴールドカードを手に入れることができるかというと、まず年会費が1万円、限度額は約100万円だそうです。審査は厳密には、少なくとも年収400から500万円以上は必要だよ。今までカードローンをしたことがありません。お金を借りる行為が非常に危険だと思うからです。特に、現在の不況の状況では、見通しが不透明なため、いつ会社がどのようにされるかもしれない状態だと思います。そのような状況で、カードの貸し出しをしてしまうと、後に収入が減ったときに全体の融資の返済が滞ることになってしまって精神的に集中してしまうと思っているからです。
前回、前々回にわたって「ぬるい社員」に対してどのように対応したらいいのかを話しているが、反響が大きい。今回も別の角度から「ぬるい社員」について考えてみたい。
<事例>
ある印刷機器メーカーの営業部のK部長は、部下たちに「お客様の声に耳を傾けよう」といつも話している。
ある日、以前付き合いのあったW社が印刷機の導入を検討していると聞き、部下のL君にどんなニーズがあるか聞いてくるように依頼した。
「L君、W社の担当者に話を聞きに行ってほしい。そして、彼らがどんなものをほしがっているのか、聞き出してほしいのだ」
「わかりました。頑張ってみます」L君は張り切って出かけて行った。
W社を訪問してきたL君。戻ってから報告があるかと思ったが、何の連絡もない。K部長はL君に声をかけ、聞いてみた。
「L君、どうだったかい? 」
「担当者に会ったのですが、他社製品を検討していて、ほぼ決まりそうだというのです」
「決定ではなかったのだろう。何か言っていたか? 」
「価格がちょっと高く、大量に印刷しないとコストが高くつくと言っていました。W社はペーパーレス化が進み、印刷は極力減らしているようなのです」
「それで君は何と言ってきた? 」
「いや、もう他社製品で決まりそうだし、入る余地がないと思い、退散してきました」
「え?! 正式に決まっているわけではないし、担当者が不満を持っていることも確かだから、何かしらできることがあるだろう」
「でも、ほぼ決まりって言いますし……」
●安全ボックスにいたがるぬるい社員
「ぬるい社員」の特徴として、気付きが少ないという傾向がある。人が有益なこと、役立つことを言っているけれど、あまり深く考えず、それが自分の頭の中に入ってこないのである。「なぜ」と問いかけず、本質を探ろうとしない。
L君の場合、せっかくクライアントから「価格がちょっと高く、大量に印刷しないとコストが高くつく」という声を聞いているのに、他社に決まりそうだからだと、その情報を受け流してしまった。打てる手立てはあるはずである。
ぬるい社員はせっかく相手が発した大切な言葉をスルーしてしまう、重要だと考えずに聞き流してしまうことがある。
改めて、ぬるい社員の言動にはどんなものがあるか、まとめてみる。
・スピードがない
・自分の知っている人とばかり付き合う
・向上心がない
現在は世の中がすさまじい勢いで変化しているが、ぬるい社員はスピード感が欠如している場合が多い。自分のペースが乱されるのが嫌だということも言えるかもしれないが、環境の変化を自分で認識せず、自分のやり方で進めるのである。
また、新しい人と関わることが得意ではなく、自分の知っている人とばかり付き合おうとする。本来ならば、いろいろな人と出会い、対話をする中で化学反応が起き、新たな発見が生まれるのに、自分の知っている人とばかり時間を過ごす傾向がある。知っている人といる空間が心地いいので、そこから抜け出したくないと思っている。
向上心も乏しい。今の時代は立ち止っているのは、取り残されているのと同じことなのだが、それが認識できず、新しいことを学ぼうとしない。結果として、気づきが少なく、相手が重要なことを言っても、その重要性を分からず、スルーしてしまうのである。
私はこのようなぬるい社員を「安全ボックスの社員」と命名したい。自分のエリア、安全な世界でのみ暮らしていたいと考えている。
安全ボックスは答えのある社会であり、心地良い。自分がいる心地良い空間を求める。海外に行きたいという若者が減っていると言われるが、心地良い安全ボックスから抜け出したくないという傾向が起因しているかもしれない。
安全ボックスから一歩外に出ると、さまざまなリスクがあるし、チャレンジもしないといけない、答えのない世界になる。ビジネスには答えはない。その世界で、自分なりに考えてベストな方法を模索していかなければいけない。人を育てるには、この安全ボックスから引き出す必要がある。
●安全ボックスから引き出すには
それでは、安全ボックスから引き出すにはどうしたらいいだろうか。
前回ミッションを持つことの重要性について話したが、よりとっかかりやすいことを紹介する。それは、いつもとは違うことをやってみるように勧めることである。
例えば次のようなことがある。
・通勤のルートを変える:いつも同じ風景を見ていると、同じような考え方しかできなくなってしまう。通勤のルートを少し変えて、いつもと違う街の景色を見るだけで、新しい発見があり、アイディアが浮かんできたりする。
・高級レストランで一番安いものを食べる:500円のお弁当を食べるものいいが、たまには高級レストランに足を運んでみてほしい。お昼時ならば比較的リーズナブルな1500円程度の食事があったりする。たまには高級レストランに行き、そこにいる人はどういう人か、どんなサービスをしているか、見てみてほしい。大きな気づきを得られるはずである。
・非日常のものに触れる:自分が簡素なアパートに住んでいるならば、モデルルームを見て行ってみたりする。その他にも高級な車に試乗してみたり、高級ブランドのショップに足を運んでみてほしい。高級な品にあまり興味がない人が増えていると聞くが、もちろんそれはそれで構わない。ただし、高級ブランドに足を運ぶ人がいて、そういう世界がある、自分と違う世界があるということを知り、違う世界と触れる、自分と違う人間と接することが大切である。
最近の人は飲み会にも行かず、賭けごともしないという。それはそれでいいのだが、安全ボックスから出るには、まずは日々のこんな些細なことを工夫してみて、自分が知らない世界がある、どんな世界だろうと興味を持つことから始めさせるとよいだろう。
安全ボックスにいたいと思うぬるい社員は、うまくそこから抜け出すチャンスを見出してあげれば、とてもよい働きをする人になる場合も多い。話したことを実践して、ぬるい社員を安全ボックスから引き出し、チームとして成果を上げられるような人材に育てることを願っている。【細川馨】
(ITmedia エグゼクティブ)
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